I have no power・・・no power

CUBIX GROUP

2016年07月16日 22:00



イギリスのEUからの離脱、フランスでは再びテロが発生、日本では熊本で地震もあり、九州で続く大雨



都知事の舛添もようやく辞任、参院選も終わり、注目の東京都の知事選が始まった・・・



世界情勢がめまぐるしく動く昨今、RLの方もか~なり忙しく、他のメンバーも活動する時間がない・・・・・



最近では月イチの更新が定番となってしまっていますが、今回も話を進めていきましょう



今日紹介するのは、Autoworks のHoonigan Z (左) と [sau] から発売されたDemonZ (右)の2台。







ご存じNISSANのFairlady Z(S30型) ですね・・・・このS30型のFairlady Z は2代目かと思っていたら、現在のNISSANでは初代



という認識らしい。 合併前のダットサンFairlady は、どうやら別モノという考え方のようです。(Zではないから?)



1969年に発表され、アメリカではダッツン ズィー(DATSUN Z)と呼ばれ、NISSANのアメリカ市場参入の足掛かりとなったクルマと聞いています。



自分が幼稚園に通う頃だったろうか・・・・近所に住むお兄ちゃんがマルーン色の240Zを所有しており、



眺めに行っては、よく助手席に乗せてもらい、メーターがいっぱい並んでいる運転席がカッコよかったのを想い出します。



ロングノーズでショートデッキ、いかにもスポーツカーらしいプロポーションは、子供だった自分にとっては憧れでしたね。



S30型には240Z と432 の2つタイプの名車がありますが、Autoworks のHoonigan Z はFairlady Z 432のようです。



Fairlady Z 432は、KPGC110 スカイラインと同じS20のエンジンを搭載しており、4バルブ・3連キャブレター・2カムシャフトに由来します。



Autoworks のHoonigan ZにはS20エンジンが搭載されていますが、残念ながらテクスチャーが貼られたものでした。



本来432にはオーバーフェンダーはないはずですが、こちらのモデルには240Zと同様のオーバーフェンダーが装着されています。



フロントとリアには純正パーツのようなスポイラーが装着されています。



スクリはAUTOWORKSオリジナルのものを搭載しており、ワイパーが動いたり、ラジオも数局がセットされていました。



車高も調整出来たり、ネガティブキャンバーやポジティイブキャンバーなど様々なセッティングが可能になっています。









そして [sau] から発売されたDemonZ は、ご覧の通りカスタマイズされたFairlady Z です。



フロントにはオイルクーラー?を搭載、インタークーラーのような配管も見えているし エンジンはL24なのかS20なのか?



にゃ~ごやぁ~ナンバーは5ナンバーになっているので、S20を搭載したこちらも432 ?? いやL20搭載の2by2 ??



しかしボンネットから飛び出しているキャブレターのフィルターは、SSのとおり3連ではなくツイン !!??



オーバーフェンダーには威圧的なTATOOのような模様が描かれ、フロントフェンダーはJGTC時代の



1998年PENNZOIL NISMO GTRに採用されたエアロブレードフェンダーっぽい仕様になっています。



ボンネットとフロントアンダーパネルはカーボン製を採用、リアのディフューザーも装備され、こちらもカーボン製、



マフラーはサイドへと導かれた左右ダブル出し仕様、ひょっとしたらV型エンジンを搭載したものをイメージしたのかもしれませんが・・・









付属のペイントマシンでは黒のほか全5カラーが設定されており、その他2トン車のローダーや



バイクスタンドなどガレージを彩るオプションキットも付属されています。 ドリフト仕様のようですが、運転はし易いと思います。



それぞれ好みもありますが、CUBIXのメンバーも、いずれもコントロールし易いというコメントでした。



アクセルターンすると路面にブラックマークが残る仕掛けも搭載されていました。







1999年それまでトヨタと並んで日本自動車業界の2大巨頭として君臨していたNISSANは、



上場企業としては史上ワースト記録となる6844億円というとてつもない額の赤字を計上し経営が傾いた・・・・



状況を打開すべく、2000年3月、提携先のRENAULTから送り込まれてきたのが、カルロス・ゴーン氏



トップに就任後、たったの3か月で『日産リバイバルプラン』 を作りあげ、長年続いた赤字をたった1年で黒字に転換、



ブランドイメージまでも急上昇させましたが、メディアはネガティブな言葉を並び立て、新聞紙上にも『大リストラ』『首きり』と批判。



コストカッターなどと批判もされたが、実際 『日産リバイバルプラン』の中には『現場』を知ることや『スピード化』による社内構造の改革



などが含まれていました。 そんな中 国内では売れていなかったFairlady Z の製造中止の決定したゴーン氏



しかし開発陣は業績が回復した時には、新しいFairlady Z を再び世に送り出せるよう懇願し・・・・カルロス・ゴーン氏はそれを承諾しました。



そして2年後の2002年Fairlady Z (Z33型)の発表の際、復活を一番喜んでいるのは私自身だと自らが語っています。



今回紹介したS30型のFairlady Z は世界で55万台も売れ、DATSUN 510と共に北米にNISSANの名を知らしめたクルマです。



「フェアレディZ」の歴史はNISSANの歴史でもあり、高度成長の時代からバブル期を経て、



経営が傾きかけてから復活したNISSANの全てを見てきたクルマです。 来年2017年に7代目「Fairlady Z」Z35型が



登場するともいわれていますが、ここ最近2代のFairlady Z にはターボエンジンの搭載がありませんでした。



あえてNAエンジンのフィーリングを大切にした? のかもしれませんが・・・・・現行の VQ37VHR エンジンは336馬力



次期モデルはぜひターボエンジンモデルも期待したいですが、NISSANには400馬力オーバーのVR30DETTエンジンがある。



開発・生産は福島県にある工場、東北の復興のためにも、是非搭載してもらいものです。



世界で一番売れたと言われる歴史ある日本の純粋たるスポーツカーが、モータースポーツの世界では今一つ目立っていないのは残念です。



今回は個性の異なる2つのブランドのFairlady Z を紹介しました。



下のSS左のAutoworks のHoonigan Z のご購入は、MARKETPLACEからどうぞ、MPにはDEMOもあり、購入者にはR34 GT-Rが付属します。



そしてSS右のカスタマイズされた [sau] DemonZ のご購入は、MARKETPLACEMAINSTOREへどうぞ







2016年Le Mans24時間レースも終わり、その結末は誰もが予想しないものだった・・・・



今年のLe Mansはテストデーから雨が多く、予選でも雨、決勝土曜の朝は晴れていましたが、スタートが近づくにつれて雲行きが怪しくなった。







グリッドに整列する頃には本降りに・・・ブラッド・ピットがフランス国旗を提示する中、結局ロ-リングスタードではなく、



セーフティカースタートとなり正しい判断だったと思う。しかし6周(約50分)にわたりセーフティカーが先導、その後スタートとなりました。




路面が乾き始めると、10周終了後にAUDI のエースカーの♯7がピットインしスリックタイヤに交換、その後他のマシンもスリックへと変更。



Andre Lotterer のペースは良く、この間に一気にトップへと躍り出ますが、その数周後トラブル発生 !!!!



ターボ本体のトラブルに20分を要し、トップ争いから脱落し、残り5台による激しいバトル。今回AUDIはトラブルが多かった・・・・



PORSCHEとAUDIが1スティント13周、TOYOTAは1スティント14周という戦略、もう1台の#8 AUDIも左側ドアの取り付け部分に問題を抱えていた。



PORSCHEのエースカー#1もウォーターポンプにトラブルでピットイン、交換に1時間以上を費やす






ここからはTOYOTA2台とPORSCHEの#2号車のバトル、夜中に小林可夢偉がドライブする#6号車がアマチュアのアストンマーチンと接触



カウルの一部が破損し空力に問題を抱え始めた後退。 優勝はPORSCHE#2号車とTOYOTAのエースカー#5号車の争いに








朝を迎えても両者のバトルは10秒以内という接戦、午前8時前にセーフティカーのタイミングでTOYOTAの#5号車がトップに



お昼の12時半を過ぎると#5TOYOTAに中島一貴が2スティントをドライブ、いよいよ総合優勝へのカウントダウンが始まった。



レースも残り7分を切ったところで画面が切り替わり、TOYOTA #5号車がユノディエールの1つ目のシケインに入り、



立ち上がるところだった、「I have no power・・・・no power !!!」 チームラジオからの中嶋一貴の叫びだった



テレメトリーでは200kmを下まわり、ミッションは4速のまま、万事休す・・・・・・



マシンをホームストレート上に止め再起動を試みる、再スタートするが規定の6分以内に最終周を走り切ることが出来ず、失格となった。



24時間を走り切り、チェッカーを受けるまであと3分でのリタイヤ・・・・原因はターボの吸気系配管だという 無念TOYOTA







TOYOTAのピットでは皆無言で重たい空気感、PORSCHEのピットは喜びもあるが、複雑な心境であるようにも見えた



レース後AUDIやPORSCHEのチームの面々が、TOYOTAのピットを訪れ敬意を表している姿はスポーツマンシップに溢れるものでした。



18度目の挑戦にして、あと一歩で勝利を逃したTOYOTA。 Le Mansというレースがいかに困難かを物語っている。



テストデーでは大きなタイム差をつけられ、パフォーマンス不足のように見えたが決勝ではピタリと決めてきたTOYOTA



結局スピードと燃費のバランスは、今回ワークスの中では一番良かったように思うし、信頼性も止まるまでは完璧だった・・・・



PORSCHEの連覇となった2016年のLe Mansは、まさに歴史的にも我々の記憶に残るレースとなりました。



おめでとうPORSCHE !!









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朝起きてみるとトルコでクーデターが起こっていることを知りました。



国営放送は占拠されたが、エルドアン大統領が他のテレビ局の生放送にI PHONEを利用し生電話中継



国民に街頭へ繰り出して抵抗するよう呼び掛けて、またその放送を見た国民が実際軍に対し抵抗する様子は衝撃的だった。



事態は何とか収拾したようですが、トルコ国民が団結し軍から国家を守った姿はちょっと考えさせられるものでした。



フランスでは再びテロ?が発生、ここのところLe MansやサッカーのEUROなど大きなイベントが開催され



何事もなく終了していたので、実際良かったなあと感じていた所での今回のテロ、しかも有名避暑地という事で



今後は観光にも影響が出てくるのではないかと思われます。 夏休み海外旅行の予定の方は、今の時代、



どこの国でこのような事が発生するのかは予測など不可能 !!! 注意が必要です。



日本ではまだまだ梅雨があけませんが、関東地方は水源地に雨が少ないため、この夏の水がちょっと心配ですね。



また熊本地震から3ヵ月、まだまだ片付けや仮設住宅も間に合っていない状況で九州では大雨が続き



もうこれ以上自然が九州を痛めつけないよう願うばかり・・・ホントいい加減にしてやってほしいです



この週末は連休となりますね。 本格的な夏もこれからですが、良い週末をお過ごしください。 それでは




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