CUBIX GROUP
2011年06月19日
12:12
引き続き2011ル・マンのお話・・・
11年ぶりにLMP2クラスでル・マンに戻ってきたNISSAN・・・
ニッサンVK45DEエンジンを搭載した41号車グリーブス・モータースポーツのザイテックNISSANが優勝、
2位に26号車シグナテッックNISSANが入り、ニッサンエンジン車が1－2フィニッシュを飾りました。
今季、LMP2クラスにNISSAN／NISMOからスーパーGT用のエンジンをチューンした
VK45DEエンジンがデリバリーされることになり、欧州日産が積極的にスポーツカー活動をサポート。
今回のル・マンには、最初にニッサンエンジンの供給を契約したグリーブス、
3年前にテレビゲーム『グランツーリスモ』のイベント優勝特典として
レーストレーニングを受けた日産のルーカス・オルドネス選手が参戦するシグナテック
さらに強豪チーム・オレカ・マットムートへもニッサンエンジンが投入されました。
サーキット内でも欧州日産は看板を多く設置したり、
先日お伝えした電気レーシングカーのNISSAN LEAF NISMO RCを
カルロス・タバレス副社長が走らせるなど大きな関与をみせています。
また、24時間の中継を行ったユーロスポーツでも頻繁にCMが流れるなど、
日本からの直接のものではないにしても、“NISSAN復帰!!!!”の印象を与えたと思います。
26号車シグナテック・ニッサンは終盤にパンクチャーに見舞われるも、
なんとか走りきり3番手のローラ・HPDを抑え2位でフィニッシュ。
チェッカー時には大きな日の丸に迎えられ、表彰台でもその日の丸を掲げてみせました。
レース後、シグナテック・ニッサンのピットの上には、
今回のイメージカラーであるブラックのフラッグが掲出され、
『NISSAN WE DID IT!!』の文字が大きく掲げられました。
また日本人として唯一の参加となった元F1ドライバーの中野信治選手
今回OAKレーシングの49号車ペスカローロ・ジャッドBMWをドライブした中野信治選手
結果はクラス5位、総合14位でフィニッシュ。自身ル・マンは初完走となりました。
それにしても全56台のエントリーで完走がちょうど半分の28台
本当に24時間をあのスピードで走りきるというのは、大変な事でなんですねぇ・・・
そして今回ル・マンでの、もう1つの日本に関する話題を・・・・
1991年に日本車として初めてル・マン24時間を制したのがマツダ787Bというマシン
今年、その優勝を記念して（あれから20年）ル・マンでデモランが行われました。
このマシンをドライブしたのは、優勝した時のドライバーのジョニー・ハーバート
元F1ドライバーですので、ご存知の方も多いはずです。
スタート後の歓声、メインストレートを駆けるロータリーのサウンド・・・・
そして、ヒール＆トゥでシフトダウンしていく時の、なんともいえない感じが懐かしいです。
往年のファンにとっては感動必至で、ぜひ音量大きめでご覧いただきたい動画です。
そして、現役をすでに終えていますので、ドライビングポジションもかなり窮屈そうですww
それにしても、このRENOWN CHARGEのカラーリングは実にカッコイイですね
実は1991年優勝に導いたのが、なんといってもこのジョニー・ハーバートの活躍でした。
レースも終盤、たしか３スティントぐらいを彼一人でドライブしての優勝でした。
詳しい資料がないので判りませんが、かなりの長い時間をドライブしたはずです。
もちろんそれだけ彼に対するチームの信頼が高かった事と、
MAZDAとしては絶対優勝するには、彼に託すしかなかったんでしょうね・・・・
チェッカー後、彼は脱水症状の為にポディウムに立つ事すらできませんでした。
今回の動画の最後の部分のポディウムに立っての、あの少年のような笑顔は、
当時のそういった出来事からだったわけです・・・20年たってからのポディウム
日本車を始めてポディウムの中央へと導いてくれたヒーロー”ジョニー・ハーバート ”に感謝!!!!
そういえばSLにもRENOWN CHARGEのカラーリングをまとったマシンがありましたね
こういったレーシングマシンそのものの販売はSLでは稀で
まぁクリエーターさんの好みもあるんでしょうけど、もうちょっとあってもいいとは個人的には思うんですが
スポーツ・レース・クレージー・ドリフト・フライモードとモードチェンジも豊富
ミッションはなんと12速 !! 装備もいろいろはいっております。
但し、1名乗車ですので、あしからず !!
カラーリングには、大人の事情がいろいろあり～の・・・
またこんなマシンを見つけた時には購入しようと思います。
こちらのマシンのご購入はマーケットプレイスでMazam787_box を検索してみてください
この週末は、スーパーGT唯一の海外ラウンドであるセパン（マレーシア）ラウンドが行われます。
暑いセパン対策として、NISMOはレース用のエアコンを開発したとの情報がはいってきました。
いったいどの位の効果があるものなのか？ 興味のあるところです!!!
そして来週には、ニュルブルクリンク（NBR）24時間レースが開催されます。
シーズンも中盤へとさしかかり、ますますどのカテゴリーも面白いです。
梅雨に入ると毎年の事ですが、ちょっと腰の調子が良くなく、自分にとっては嫌なシーズン
皆さんも体調にお気をつけください。それでは、良い週末をお過ごしください。
CUBIX RACING / kaz Galtier