CUBIX GROUP
2015年04月19日
08:08
さて先日お伝えした”CARS OF SECOND LIFE” で見つけたFerrariを ご紹介していきます。
Slovakia Life Cars(SLC)から発売されているSLC Federrali 250 GTO v.2. Ferrari 250GTOになります。
250は、250cc X 12気筒=約3000cc を意味します。 GTOはGran Turismo Omorogato の略で、
GTレース車両としてのホモロゲ(公認)を取得しているという意味になります。
かつて日本の三菱自動車もGTO(旧ギャランの流れ)がありましたが、これも同じ意味でオリジナルはFerrariのようです。
以前MESH製ではない250GTOを見かけましたが、あまり気に入った仕上がりではなかったので購入には至らず・・・・
このMESH製のマシンを見た時は、あの時妥協して購入しなくてよかった !!! と思った LOL
細部も綺麗に製作されており、フロントのエンブレムやボンネットピンも綺麗な仕上がりです。
スクリプトは、市場に出回っているものを使っています。 誰もモノだかは私は良く知らないのですが、
多数のクリエーターさんが使われているものですので、不具合はありませんでした。
内装もシンプルながら綺麗な仕上がりですが、難をいえばもうちょっとホイールにメッキ感が欲しいところでしょうかね
以前このブログで記事にしたかどうかは忘れてしまいましたが、昨年アメリカ カルフォルニアで行われたオークションで、
この1962年式のFerrari 250GTOが出品され、3811万ドルという値段をつけた名車でもあります。
現在の日本円のレートでは、46億円くらいになるでしょうか・・・・唖然としますね mm
こちらのSLC Federrali 250 GTO v.2.のご購入は、Racers Island にあるお店か MARKETPLACE へどうぞ
さて、先日ニュルブルグリングで行われた VLN1(ニュルブルクリング耐久シリーズ)に於いて、
Jann MardenboroughドライブのNISSAN GT-R NISMO GT3がフルークプラッツでマシンが浮き上がり、
キャッチフェンスを飛び越え残念ながら観客の一人に死亡者が出た問題・・・・
DMSB(ドイツ・モータースポーツ連盟)はGT3 と GT4 を含むSP & SP・Pro-X、SP7、8 及び SP8T、SP9、10 のカテゴリーで、
事故の原因究明が終わるまで、北コースの走行を禁止する措置をとると発表しました。
その後4月7日付で、条件付きながら北コース走行の禁止を解除する事が発表されました。(条件は以下のとおり)
・指定カテゴリーのハイスピードクラスのマシンのエンジンパフォーマンスを現在より5%縮小
・いくつかのジャンピングスポットの危険エリアでの観客の立ち入りを禁止
・ハイスピードゾーンおよび、その前後で200km/hの速度制限を設け、そのエリアでの急ブレーキを禁止する
・バックストレートであるドッティンガーホーヘは最高速度250km/hとする
ハイパワーマシンの各カテゴリー参戦が危ぶまれた今年のニュル24時間耐久
参戦可能となったものの、レースにおいては多くの制約を受ける事になりそうです。
事故の原因は、ジャンピングスポットによって浮き上がった車体の下に空気が入り込みマシンが持ち上がってしまった・・・・
現在のスポーツカーやGTカーなどは、”フラットボトム”といって、車体の底面が真っ平らになっています。
高速走行する車体下面の気流をスムーズにし、揚力を抑える働きがあることからそういう設計になっています。
しかし今回の事故のように、空気の力によって一旦マシンが持ち上がってしまうと、宙を舞う事になってしまいます。
80年代にできたこのフラットボトムの規定ですが、1994年サンマリノGPで、ローランド・ラッツェンバーガーと
アイルトン・セナがコースアウトし、死亡事故となった事により、F1では更に車体の安全性を向上させるべく
レギュレーションを改定し、1995年からステップドボトム規定が裁定され導入されています。
F1ではスピードが上がりすぎた為、地上高を上げてダウンフォースを悪くしスピードを抑制させる事が目的でした。
GT3マシンも随分スピードが上がっていますが、通常ジャンピングスポットでは、車体の浮き上がりを防止する為に、
直前でアクセルを抜く、もしくはブレーキをわずかに充てるなどしてドライビングされていると思いますが、
このニュルの北コースを走るマシンの動画を見て音を聞くと、アクセルを踏んだまま通過しているマシンもあるように感じます。
↑ ↑のSSは昨年のニュル24時間でのGT-R#80号車ですが、完全にマシンが浮いているのが分かります。
GT-Rに限らず多くのGT3マシンが、このようにジャンピングスポットで車体が路面より浮き上がってしまいます。
こういった場所がニュルの北コースには数箇所あるので、一歩間違えば大きなクラッシュとなってしまうのです。
今回NISMO GT-R がスロットル全開のままはだったかどうかは分かりませんが、
事故の原因は ドライバーの力量、風の影響など、複合的な要因も絡んで原因の解明は非常に複雑です。
レースの世界で事故の無いレースを行うのは、歴史的にも不可能に近いのですが・・・・
少なくとも観客を巻き込まない様な対策については、今後も最善の策を考えていかなくてはいけないと思います。
とくにニュル24時間レースは、観客動員数でも20万人を上回るビッグイベントですので、配慮が必要かと思います。
GT ACADEMY 出身のJann Mardenborough は、デビュー後は着実にステップアップしキャリアを重ねてきました。
今年もGP3にCarlin から参戦予定。 彼の事故後のショックを非常に心配しましたが、事故の翌週には
スペイン・バルセロナでのGP3のテストに参加。 WECの開幕戦にイギリス・シルバーストーンに顔を見せたあと、
今週はアメリカ・ケンタッキーに渡り、Le Mansカーのテストに参加しています。
他にもこのテストには、Michael Krumm、Alex Buncombe、Harry Tincknell 、Max Chilton らが参加しています。
また、SUPER GT開幕戦でNISMOチームは紋章をつけ参戦しました。 また事故後ステートメントもアナウンスされています。
不幸にして事故は起こってしまいましたが、お亡くなりになった方とそのご家族やご友人に
心からお悔やみを申し上げるとともに、2名の負傷者の方の一日も早い回復を願うばかりです。
4月に入ってからは、愚図ついた天気が続き寒暖差が激しく、どうにも春らしくないですね・・・
桜はあっという間に終わってしまい、風を引いた事もあり楽しめない春となってしまいました。
それでも桜前線は例年より少し早いペースで北上、青森の弘前城公園から開花のニュースが入ってきました。
イルカがたくさん打ちあがり、地震が来るのではないかとビクビクしておりましたが、何もなくホッとしています。
このまま何事も起きない事を望みます・・・・それでは皆さん良い週末を !!!