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2010年12月01日

マクラーレン ①

ベビーカーの話じゃないですyo~!!
2011年春、欧州での販売がスタートするマクラーレンの新型"" MP4-12C ""。同車の価格が24日発表されました。
そのお値段16万8500ポンド(約2220万円)からだという !!!!

マクラーレン ①


マクラーレンMP4-12Cは、F1参戦から得たノウハウを応用して開発されたスーパーカー。 最大出力600ps/7000rpm、最大トルク61.1kgm /3000rpmを引き出す直噴3.8リットルV型8気筒ツインターボを、ミッドシップに搭載。 パドルシフト付き7速デュアルクラッチトランスミッションとの組み合わせで、0-100km/h加速3秒以内、最高速322km/h以上という動力性能が発表されています。
マクラーレン ①


また、MP4-12Cには、市販車としては世界初のワンピース構造のカーボンファイバーセル、「カーボンモノセル」を採用しています。 下のSSにあるとうりキャビンを取り囲む強固なカーボンセルは、F1マシンと同じ考え方で、単体重量はこの部分でわずか80kgという軽量さなんだって!!!! アルミ構造に比べて約25%軽いカーボンモノセルの効果で、MP4-12Cの車両重量は、1300kgに抑えられているそうだ。 そしてこれがドライバーとパッセンジャーを守る部分です
マクラーレン ①


このブログをずっと読まれてきた方は理解できるかと思いますが、先日の一連のランボルギーニの話もそうなんですが、最近とくに軽量化しつつも強度をいかに保つか(安全性)という問題に各社かなり深く切り込んでいると思います。
それは素材の問題はもちろん、いろいろな組み合わせによる技術の進歩もあるんでしょう・・・。正直ランボルギーニ社が次期モデルで使うとされている新カーボン素材もよくわかりません。 特許をはじめとする知的所有権問題もあって、なかなか公表されないのが現状です。 エンジンパワーをさらに上げ、安全性も考慮しながら軽量化していく・・・、所謂パワーウエイトレシオを下げようと各社必死です。
マクラーレン ①


マクラーレンのアントニー・シェリフ常務は、「カーボンファイバーを多用しながら、この価格は他のスーパーカーでは実現できないだろう」と自信を見せています。 確かにそのとうりだと思いますね・・・・、一般人からすれば高い買い物には変わりありませんが、この価格設定はちょっと拍子抜けですよね。 こういうクルマを買う顧客にとっては2000万も3000万も大した変わりないように思うんですが・・・www

マクラーレン ①

こちらはHaruMotorsさんから販売されている同モデルのMIZUTI

マクラーレン ①


このマシンの前身であるマクラーレンF1-GTR。 1995年のル・マン24時間レースではJ.J.レート/ヤニック・ダルマス/関谷正徳組が優勝を果たしています。 日本では1996年当時のGT選手権にチーム・LARK・マクラーレン(母体はチーム郷)から ジョン・ニールセン/ デビッド・ブラバム組、服部尚貴/ラルフ・シューマッハ組の2台体制でエントリーされ、総合優勝(ドライバーズタイトル、チームタイトルの二冠)を果たしています。
 
しかし、車輌規定をめぐって国産GTカーとの軋轢を起こすことになり、突然「日本車重視のマクラーレン潰し」とも取られかねないシーズン中の性能調整が起こるなどの物議を醸すこととなりました。 結果としてチーム・LARK・マクラーレンはGTアソシエイションから抗議脱会してしまい、チャンピオンになったにもかかわらず、GTオールスター戦にも呼ばれず年間表彰にも招待されない事態を招き、最後まで遺恨を残す事態となったのはファンとしては残念な事であり、日本のレース界は閉鎖的だという印象を与える事になってしまったかもしれません。
 
当時兵庫県のセントラルサーキットのこけら落としとして行われたオールスター戦・・・・チャンピオンチームやチャンピオンドライバーのいないオールスター戦は残念で違和感を憶えました。 そうは言ってもこの年のマクラーレンは強かったし、速かったです、チーム全員をみていても、レースクイーンも含めて本当にプロフェッショナルだなあという印象を持っていますし、本当にカッコよかったと思います。 96年ですから改装前の富士スピードウェイ、服部尚貴選手ドライブのLARK ・マクラーレン60号車からの車載映像をご覧ください。 V12のカン高いエキゾーストサウンド、そしてこの頃はまだHパターンのシフトです。




いよいよ12月ですね!! それでは、次回もマクラーレンの話をお届けします
CUBIX RACING   / kaz Galtier




Posted by CUBIX GROUP at 12:12 │CUBIX RACING
Comment
おぉマクラーレンだぁ。

台数限定で市販された「マクラーレンF1」は私の中で一番好きな車です♪
エピソードもいろいろあって、
「アフリカでのテスト走行で時速300キロで疾走中、脇道から飛び出してきた原住民を避けて道からはずれ、縦に3回転半して大破したがドライバーはかすり傷だけで済んだ」とか、
「販売するために車輌の安全性をテストする衝突試験など受けても、そのままその車輌で走って帰っていけた」とか。

とにかく面白すぎる車です。
価格も当時、1億円以上とか。

それと比べれば、今回の車は随分と「お安い」ですね∩(´∀`)∩
Posted by MJ at 2010年12月01日 12:59
MJさん貴重なエピソードをありがとうございます。
強靭なカーボンボディに包まれていることと、ご存知のようにドライバーズシートがセンターにポジショニングされている事も幸いしたかもしれませんね。
Posted by kaz Galtier at 2010年12月07日 14:32