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2010年12月11日

ワンオフのストラトス

1970年代、WRC(世界ラリー選手権)で大活躍を収めたランチア""ストラトス""。
その復刻モデルがなんと、
ワンオフでつくられた !!!! というから驚き

ワンオフのストラトス

おなじみのAlitaliaカラーのストラトス


ランチアの名車であるこのストラトス復刻モデルは、「ニューストラトス」と呼ばれます。 ドイツの大手部品メーカー、Brose社の代表を務めるMichael Stoschek氏が、イタリアのカロッツェリア、ピニンファリーナに依頼して製作されたワンオフモデルというから、なんとも贅沢な話・・・・・
ワンオフのストラトス


フェラーリF430のシャシーをベースにしていますが、ボディサイズは全長4181×全幅1971×全高1240mm、ホイールベース2400mm。F430(全長4515×全幅1923×全高1215mm、ホイールベース2600mm)と比較すると、334mmもコンパクトなボディと、200mm短いホイールベースが目を引きます。 なんといってもこの正方形に近い形がこのストラトスの特徴。 それだけコーナーリングの性能が良いといわれます。
ワンオフのストラトス


エンジンは4.3リットルV型8気筒、専用チューンが施され、最大出力540ps/8200rpm、最大トルク51kgm/3750rpmだそうで、これはF430よりも50ps、3.6kgm強力なスペック。
この丸いテールレンズもランチアストラトスの特徴ですね・・・
ワンオフのストラトス


フルカーボンファイバーのボディにより、車両重量はF430よりも200kg以上軽い1247kgに抑えられ、パワーウェイトレシオは2.3kg/psを達成。 前後重量配分は、44対56とした。 0‐100km/h加速は3.3秒、最高速は274km/hという。
この軽さ、そしてボディサイズと重量配分で、ワイディング道路では敵ナシなんでしょうね。
そういえば、SLではストラトスはみかけませんねぇ・・・・残念。 ぜひガレージに欲しい1台なんですが

さあこの話題の『ニューストラトス』。 そのニューストラトスに、フェラーリのあのFIATグループのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長が試乗しました。 ご存知の方もいるかと思いますが、次期イタリアの首相と噂されるこの方、世界でも有名なビジネスマン。 傾きかけていたフェラーリを見事に立て直したそのカリスマ性で、イタリアを代表するセレブとしてヨーロッパ中で人気も高く、ゴシップ誌でも常連ですw

ランチアは今FIATグループ傘下の会社、よっぽどこのマシンに興味があったんでしょうね。 会長自らがステアリングを握ってテストコースを走る動画をご覧いただきましょう。 若い頃にラリードライバーだったこともあり、そのドライビングはなかなかのものです。 そして最後に試乗を終えた会長がこのニューストラトスにサインをします。 さあニューストラトスをテストしたモンテゼーモロ会長は、何を思ったんでしょうか・・・・今後の動きにちょっとだけ注目しましょうww




それでは素敵な休日をお過ごしください !!!!
CUBIX RACING / kaz Galtier








Posted by CUBIX GROUP at 12:12 │GARAGE Carrera