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2011年06月17日

24 Heures du Mans - ①

先週末に行われた第79回ルマン24時間レースは12日ゴールを迎えました。

アウディチームのマルセル・ファスラー、アンドレ・ロッテラー、ブノワ・トレルイエ、

3名がドライブする『AUDI R18 TDI』2号車が355周して優勝しました。

これでアウディ勢が2連覇を達成、ルマンでの総合優勝はこれで通算10回目


24 Heures du Mans - ①



予選ではブノワ・トレルイエがアタックした

AUDIチームの2号車"アウディR18 TDI"がポールポジションを獲得。

1号車アウディR18 TDIが2番手に続き、アウディ勢がフロントロウを独占する結果に!!

24 Heures du Mans - ①


まさに予選からプジョーとの一騎打ちでタイムアタック合戦!!!!

AUDIチームの3号車は、このル・マンの優勝請負人とも言われる

かつて日本でも活躍したトムクリこと、トム・クリステンセンがまさかのクラッシュ

メカニックの必死の作業で、決勝までにはマシンを修復、決勝に望んでいます。

 
AUDI 1号車(2010優勝トリオ)
ティモ・ベルンハルト(ドイツ)、ロメイン・ダマス(フランス)、マイク・ロッケンフェラー(ドイツ)

AUDI 2号車
フィッシャー・マルセル・フェスラー(スイス)、アンドレ・ロッテラー(ドイツ)、ブノワ・トレルイエ(フランス)

AUDI 3号車
トム・クリステンセン(デンマーク)、ディンド・カペロ(イタリア)、アラン・マクニッシュ(スコットランド)

以上がAUDI SPORT TEAM JOESTのドライバー



24 Heures du Mans - ①


 
予選を観る限り、どうもエースカーの1号車のペースが今ひとつ・・・でしたね

そして、レースが始まって1時間もしないうちに、3号車のアランマクニッシュが

ダンロップブリッジを過ぎたあたりでGTEクラスのNo.58のフェラーリと接触し大クラッシュ




ご覧のとうり凄いクラッシュとなってしまいました!!

確かに58号車のフェラーリの脇が甘く、inがわずかにスペースがありますよね・・・

あれはinを開け譲っていたのか? それともあの位置からクリップに向かおうとしていたのか・・・

フェラーリの非常に微妙なライン取りが(中途半端な)、判断をかえって難しくしたとも見えます

レースもまだまだ序盤、24時間という長さのこの耐久レースを考えると

あそこで無理して突っ込んでいく必要があったのかなぁ?・・・と個人的には思います。

このようなクラッシュは、本当にピットが凍りつきますよね・・・

このアラン・マクニッシュは2002年F1日本GPの予選にて、鈴鹿のあの130Rで大クラッシュ

をやっていますが、もうちょっと大事に行った方がいいと思うけど・・・性格なんでしょうかね?

結局このドライバーは、FIAのメディカルチームから出走の許可がおりず、

あの鈴鹿の予選がF1キャリア最後のレースとなっています。

しかし、あの事故で観客にも大きな怪我が無かった事がなによりです。

もうちょっとマシンが高くハネていたら、間違いなく死亡事故になっているところです。

あそこのエリアは、もうちょっとタイヤバリアを高く、そして厚くしておいた方がいいのかも・・・

24 Heures du Mans - ①


そして8時間を過ぎた所で、今度はAUDIの1号車が再びGTEクラスのマシンと絡んでクラッシュ

LMPクラスとGTEクラスの速度差が確かに大きいのが原因であり、

GTEクラスにはアマチュアのドライバーも参加しているのも事実。

バリバリの経歴を持つプロフェッショナルから見ると、確かに遅いんでしょうね・・・

GTEクラスのドライバーが見ていないのか?

LMPクラスのドライバーが見えていないのか?

しかし、どちらも立派にレースに参加している訳で、そこにはやはり敬意が必要なんだろうと思う。

この1号車アウディは原型を留めないほどに破壊。

ドライブしていたロッケンフェラーは、セーフティクルーにより病院に運ばれることになってしまったほどだった。

また、ガードレールも激しく破損したため、1時間以上セーフティカーが出され、観ている方は退屈な時間・・・


24 Heures du Mans - ①


ライバルのプジョー勢は堅実なドライビングで全車生き残る中、

Audi2号車のドライバーは相当なプレッシャーであったと思う。

24時間スプリントレースの状態でのドライビングはさすがにつらかったろうし・・・

しかし2号車は見事なポールtoウィン!! ロッテラーとトレルイエは共に日本で活躍するドライバー

2人は日本でライセンスを更新した関係で、日本人扱いになっているようで中継の際話題になっていました。

とくにフランス生まれのトレルイエにとっては、特別な大会であるはずのこのル・マン

ゴール後は、人目も憚らず、大粒の涙を流していたのが印象的でした。

24時間を走りきってわずか13秒の差でのチェッカー・・・本当にタフなレースでした。

24 Heures du Mans - ①




先週末はル・マンとF1カナダGPと大忙しの、寝不足・・・www

小林可夢偉は7位入賞で連続入賞でポイントをゲットしています。

ウェットレースの中かなり荒れた内容となり、一時は2位を走行するも

路面が乾き始めると、やはり今のザウバーのマシンはトップスピードに劣り、

後続を抑えることは出来ませんでした。

こういった荒れたレース内容でも結果を残すあたりは、確実に進化しているという事だと思う。

今日、最後にご覧いただく動画はこのF1カナダGPからのものです。

セーフティーカーが入っており、ペースが落として走行している中、

マーシャルの一人が、路面の散乱している部品を回収しようとしてトラック上で転倒!!

そこに可夢偉のマシンがちょどやって来て「あっ!!!!」・・・・・

次回もルマンの話をしてみます・・・それではまた

CUBIX RACING / kaz Galtier









Posted by CUBIX GROUP at 12:12 │CUBIX RACING