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2011年10月19日

R.I.P  Dan Wheldon

インディ最終戦で英国人ドライバーのダン・ウェルドン(33)が死亡しました


dan wheldon-1


アメリカ、ネバダ州ラスベガスで16日に行われたインディカー・シリーズ最終戦において、

15台が絡む多重クラッシュが発生し、世界3大レースの1つであるインディ500で

2回の優勝経験を持つ英国人ドライバーのダン・ウェルドン選手(33)が死亡しました

HONDAがインディ参戦の際は、HONDAのV8エンジンの開発にも携わったHONDAファミリーの一員

2004年、2005年にツインリンクもてぎでのインディ・ジャパンで連覇するなど、輝かしい戦績でした



今回の多重クラッシュはスタートから11周目に発生し、ウェルドンのマシンは他のマシンに乗り上げ、

そのまま宙を舞いフェンスに激突、トラックはマシンの破片や残骸が散らばり、

最終戦のお祭りムードから一転、Indy最終戦は悲惨な現場となってしまいました

ウェルドン選手はヘリコプターでラスベガス市内の病院に搬送されましたが、2時間後に死亡が確認されました



日本人の元F1ドライバー佐藤琢磨選手もフル参戦しているこのインディカーレース

このブログではこれまで、あまり記事として扱ってきませんでした、確か写真の掲載も一度も無いはず・・・

それは、あまり私がこのインディカーレースが好きではないからなんですが・・・・

そう、このレースあまりに危険過ぎて私は観ていられない・・・というのがその理由です

インディカーは殆どオーバルコースをグルグル回るレースなんですが、一見単調に見えますが

レーシングスピードでコースを周回するこのレースで、もしコーナーリング中に何かが起きれば

マシンは必ずや遠心力で外に飛び出そうとします。 しかし、コースの外側は全てウォールとフェンス

運よく壁に鈍角にぶつかればダメージは少ないかもしれません、しかし鋭角にぶつかれば・・・・・

当然大きなダメージを負うことは避けられないのが、このインディカーレースです 



あの故アイルトン・セナの時もそうでした、もうちょっと鈍角に当たっていれば、状況は違っていたかもしれません

今回は、マシンが勢いで宙を舞い、そのままフェンスに激突し体に決定的なダメージを与えてしまいました

ウェルドン選手が死亡したことを受け、レースの安全性を問う声が今更ながら上がっているようですが・・・

グレッグ・ムーア(99年事故死)、デイル・アーンハート(01年事故死)、そして今回のダン・ウェルドン、

この悲劇が、今後より安全で、そして多くの改善を進めるキッカケになる事を願っています

今回は34台のマシンが参戦していたようですが、報道のとうり、個人的にもこれは多過ぎると思う。

こういったオープンホイール(ホイールとタイヤがむき出し状態)のマシンは、箱車と違って

接触があるとマシンの制御がかなり難しい、いや、ほとんどコントロールできるものではないと思う



このインディカー最終戦は当然赤旗終了となりましたが、

残ったマシンでのウェルドンを追悼する5周の走行が行われ幕を閉じました

各カテゴリーが終盤戦を迎える中、今年は大きなカーレースでの死亡事故がなくてよかったなぁ

私自身ちょうど、そんな事を考えていたのが先週の土曜日、最後の最後で悲劇が起こってしまい残念です



今回お亡くなりになったダン・ウェルデン選手と家族に、心より哀悼の意を表します 
R.I.P † 



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Posted by CUBIX GROUP at 12:12 │CUBIX RACING