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2011年11月05日

最終決戦

FIA GT1世界選手権がアルゼンチンのサン・ルイスで開幕

いよいよ最終戦が全長6.27kmの湖を囲む風光明媚なコースで開催されます


FIAGT-99


各カテゴリーのチャンピオンシップが決定していく中、いよいよFIA-GT1シリーズもサンルイスで最終戦を迎えます


このサン・ルイスのコースは、レコードラインが取り難く、非常にミューも低い(グリップが少ない)というのがドライバーの印象


シリーズの中でも難易度の高いサーキットの1つであり、チャレンジングなサーキットとなります


セクター1と2は非常に高速なレイアウトで、セクター3は低速のテクニカル区間


ほとんどがコンクリートウォールで囲まれ、コースを外れた時の代償は非常に高くつく事になるでしょう


それにしても、このポスターは何故にGT-R vs アストンの構図ではないのか?


どう考えたって、チャンピオンを争うこの2台にスポットをあてるのが当然だと思うけど・・・・


FIAGT-104


マイケル・クルム選手は、速いコーナーと山間の湖を囲む息をのむような雰囲気の


このサーキットが好きだと話していますし、GT-Rにはマッチしているサーキットであるとコメントしています


しかし、ライバルのアストンマーチンもなかなかこのコースではGT-R同様に速いです


では、このコース紹介の動画をGT1 World.comからみて見ましょう




どうやらこのコースは、湖の周回道路として使用されているストリートコースのようですね・・・www


今回の23号車は、北京での3位入賞に伴いバラストを30kg積まなくてはなりません


車重が30kg増えた分、マシンのセッティングも微妙に変わってくるわけですが、


今シーズン初めての事ではありませんし、エンジニアが方向性を持って基本的なセットは決められるはずです


金曜日のプラクティスにおいて、このセッティングを微調整していくという作業になるはずですが、


中国オルドス戦においては、60kgのハンディキャップを背負い戦ってきた23号車なら、克服できるでしょう


ちなみにNISSAN各車のバラストは、22号車が15kg、20&21号車はバラストは積んでいません


ライバル、youngは北京での入賞で、7号車30kg、8号車55kgのバラストを積む事になっています





中国でのオルドスそして北京、この2戦のあとは、随分と期間があいてしまいましたが、ちょっとおさらいを・・・・

FIAGT-98



というのは、当初10月に開催予定のブラジルでの選手権がキャンセルとなり、中国での北京が追加となりました


それにしても中国でのレースは、2戦ともコースマーシャルや設備の不備が露呈したラウンドでした


オルドスでは、マーシャルの動きが緩慢で、また重機も適所に配備されていなく、マシンをどかすにも時間がかかりました


おまけに決勝レース中にサーキットの路面の補修までする始末・・・・その動画をどうぞ !!




こんな汚い姿やみすぼらしいトラックが、全世界に中継されちゃっていいんでしょうか?  www


マーシャルは、やる気の見えない旗の振り方で、ドライバーへ必死に伝えようとする意思がないのか?


きっと彼らは、『君はサーキットで旗を振るのが仕事だよ』って教えてもらった結果なんだろう


イエローフラッグとは? って所をもうちょっと真面目にお考えになった方がよろしかと・・・・


FIAGT-106


しかし、ポールリカールでは不運でポディウムを逃した22号車ダンブレック/ウェストブロック組が


流れを一気に変える活躍で、オルドスでは2位フィニッシュ、JRM Racingのチームポイントを単独首位へと押し上げました





続く、北京(Round9)での予選では、全車が失敗してしまったNISSAN勢


決勝ではヘビーウェットとなり難しいRound9は各チーム共に難しい戦いとなりました


しかしコースアウトでリタイヤが続出する中、NISSAN GT-Rの4台8名のドライバーが全車をチェッカーへと導きました


8名のドライバーの集中力の高さとテクニックが証明され、結果全車がポイントを獲得するという北京ラウンドでした


また、マーシャルがグラベルからマシンをどかす作業に手間取る為、セーフティカーが先導する時間が長い・・・・


まったく設備が整っていなく、いちいち4輪駆動車でマシンを引っ張りだす作業で、もうウンザリでした


FIAGT-54



レースはライバルYOUNG DRIVER AMRのアストンマーチンの2台には先に行かれましたが、


北京ではバラストが軽かったのと、雨のレースとなり、レコードラインが1つしかないため、


オーバーテイクするには、水溜りのコースを通らなければならないリスキーなラウンドとなったのです


もう1つのライバルチーム、HEXIS AMRのアストンマーチンは、完全に自滅でした


3号車は早々にグラベルへ突っ込み、4号車は終盤セーティカーが入っているにも関わらずコースアウト


プロドライバーとしては、非常に恥ずべき事で、彼らの今年のチャンピオンシップはこれで終わったと言えるでしょう


4号車がグラベルへ突っ込んだあとに、中継でチームのPhilippe Dumasはマイクを向けられますが


憮然とした表情で『今でも我々がベストなチームだ』と語るのが精一杯で、


彼自身HEXIS AMRの2011シーズンが終わったことを感じ取った瞬間だったんだろうと思う


お陰で23号車マイケル・ルーカス組が3位に入賞し、彼らのチャンピオンシップリーダーのポジションは維持されました ww






ここでもう一度FIA GT1世界選手権を戦うNISSAN GT-Rのドライバーを紹介しておきます

NISSANのエース23号車は

JRMのマイケル・クルム、ルーカス・ルーアのペア

FIAGT-100

23号車は、今シーズンチャンピオンシップレースで3回の優勝をとげている、最強ペアだ


安定感のある走りで、ポイントを獲得しなかったラウンドはなく、ここまで確実に積み上げてきた


GT-Rを知り尽くしたマイケル、一発の速さと安定感のルーカス、二人のタイヤの使い方の上手さはバツグンだ


日本においても、NISSANでは数々の有名ドライバーと組んできたマイケル(片山右京、本山哲、田中哲也など)は、


NISSANのエースカー23号車に特別な意味がある事は、十分理解しているはずだと思う


なんとしても、この二人に今年のチャンピオンシップを獲得してもらいたい




同じくJRMの22号車は

ピーター・ダンブレック、リチャード・ウェストブロックのペア

FIAGT-101

むしろ23号車よりも、開幕では良いスタートを切った22号車のペア


しかし2戦目から中盤は不運が続きノーポイントに終わったラウンドが2回


速さがあるだけに、ツキの無いレースが続き、チームポイントの面でも貢献できなく、かわいそうな面があった


最終戦では、Young Driverの2台を押さえ込んで、23号車のチャンピオン獲得を後押しして欲しいが


重量が軽い分、22号車優勝の可能性も十二分なので、ぜひ狙って欲しい




SUMO POWER GTの22号車は

デイビッド・ブラバム、ジェイミーキャンベルウォルターのペア

FIAGT-102

ベテランの味を随所に魅せるこの二人は、観ていて非常に面白い


ブラバムはレース界のサラブレッドで、三度のワールドチャンピオンに輝き、


またブラバムの創設者でもあるジャック・ブラバムの三男、94年にはシムテックよりF1に参戦


96年はMcLarenF1 GTRで日本のGT選手権でシリーズチャンピオンに輝いた


一方ジェイミーは、2000年FIA-GTのシリーズチャンピオンでもある


開幕から不運な事故もありましたが、SUMO においてはポイントの稼ぎ頭




SUMO POWER GTの20号車は

エンリケ・ベルノルディ、ニック・キャッツバーグのペア

FIAGT-103

シーズン当初は、エンリケ・ベルノルディとリカルト・ゾンタの元F1ドライバーのコンビでした


昨年度FIA GT1のチャンピオンチームのマセラティをドライブしたエンリケの経験はチームにとって貴重ですが、


今シーズンは、相棒が定まらず苦労するシーズンとなっています


これは想像ですが、リカルド・ゾンタがラウンド2でのスタート直後に失態!! って事で、彼はシートを失ったんでしょう


現在のエンリケの相棒ニックが今シーズン3人目で、唯一環境に恵まれていなく、ポディウムもなく、かわいそう


Round6スペイン戦の前にGT-Rのテストがありまして、そこへテスト初参加のニックが好タイムをマーク


自ら実力でチャンスを手にした新進気鋭の成長株ですが、今までの彼のフィールドGT-3ほど甘くありません


ポールリカール、オルドス、北京では私の知る限り、それぞれ1つづつミスをしましたが


今は修行中の身・・・・エンリケはもちろん、同じSUMOの両ベテランから、色々と学んでいるようですね


最終戦では、ちょっとだけでいいので成長したところを見せて、来期GT-Rのシート獲得のアピールとしてほしい


ニック自身初めてのトラックですが、セクター3を、どうまとめて走るのかがポイントだと思います




以上8名がNISSANのドライバーですが、本当に錚々たるメンバーであり、


かなりメンバー間でのコミュニケーションもいいようなので、ぜひもう1年同じドライバーでやって欲しいと思う


実はこのGT-Rは、参戦車両で唯一の右ハンドルで、当初は慣れないドライバーもいたと思います


新しく加入したドライバーが5人もいたわけですからね・・・・


FIAGT-105



さあ、本日行われる予選は重要で、絶対にYoung Driver AMRの2台の前に出なくてはなりません


チームタイトルではJRMはYoungに負けていますので、2台揃ってというのが条件です


SUMO POWER GTの2台も当然ながら、個人のポイント獲得という事もありますが


この最終戦では、やはりJRM2台の援護に回るという役割りも担ってほしいですね


ちなみにSUMOのチームポイントは、現在5位につけていますが、


下がることはあっても、これ以上あがる事はポイント差からも不可能に近いです


ここまでくれば、#23のタイトル、そしてチームタイトルもダブルで是非獲得して


平成23年のまさにNISSAN YEARを締めくくって欲しいところです


とにかく土曜日の予選が大事で、ぜったいにYoung Driver AMRの2台 よりNISSAN全車が前に出る事が重要


1つのミスも許されないこの難コース、日曜は雨のレースになるかもしれないという予報だ・・・・・


 Flat Out Guys !!!!


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さあいよいよ決戦だ ライバルYoung Driver AMRチームのDB9の8号車、ステファン・ミュッケは


忘れもしない6月のSilverstoneでGT-Rの22号車、リチャード・ウェストブロック選手に体当たりを食らわしてきた、


あのダーティなドライバーだ!! 頑張れJRM & SUMO POWER GT !!

 
GTR28


時差12時間で、私にとっては体力的に厳しい週末となりそうです  ww


それでは、良い週末を !! Good Day !!


CUBIX RACING / kaz Galtier








Posted by CUBIX GROUP at 12:12 │CUBIX RACING
Comment
Felt so hopeless looking for anwsers to my questions...until now.
Posted by Jenaya at 2012年01月22日 20:45