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2013年09月22日

Judgement Day !!

先日フランクフルトモーターショーで面白い車が発表されました。



Carrera Mallにも出店している、KD PRODUCEさんからも販売されているロータスセブンというかケーターハム


KD PRODUCE SP7 - 1





もともとは、ロータスがキットカーとして販売していましたが、製造販売権をケーターハムに売却し、現在も販売され続けています。



ロータスの創始者コーリン・チャップマンが死去すると、色々と紆余曲折があり・・・・ちょっと複雑な・・・



ゴチャゴチャでよくわからない・・・・わからないないなら、帰ってウィキペディア !!



現在も販売され続けているこのケーターハムに、日本の鈴木自動車のエンジンとミッションを搭載したモデルが発表されました。



20130917 - 3





SUZUKIの660CC直列3気筒ガソリンターボエンジンを搭載した『セブン165プロトタイプ』というそうです。



価格は、17,000ポンド、270万円位の価格になるそうです。 重量は490kgで、入門用スポーツカーとしては面白いかもしれません。



イギリスではキットカーとして販売されますが、日本国内で登録するには非常に難しいそうだ。




安く購入し、コツコツ組み立てていくというのがキットカー、イギリスとは歴史的な背景も違うのかもしれませんが、




日本では、設計関連の公認や衝突実験までやらなければならず、実際2台分くらい費用がかかるらしいです、残念ですが。




KD PRODUCEさんのSP7 PREMIUMは、シンプルなインテリアですが、中央にはナビのモニターが出せますし




走行中はナビゲーションの音声が3パターンで変更が可能です。



KD PRODUCE SP7 - 9




サイドマフラーは、熱が入りちょっと焼きが入った感じがきれいで、エキゾーストからは煙も僅かに出ています。



KD PRODUCE SP7 - 14




オプションであるホイールのデザインは、全部で8種類。



ハヤシ、スピードスター、ワタナベ、BBSなどからお好みでどうぞ



KD PRODUCE SP7 - 15




今や、SLではMESHが主流。 残念ながらこのマシンはMESHで作られたものではありません 



KD PRODUCE SP7 - 13



しかしこのマシンは、SLにおいても、リアルな世界でも、古き良き時代のクルマである事に変わりはありません。



どちらにしても、GARAGE Carrera の貴重なコレクションの1台です。



KD PRODUCE SP7 - 12



こちらのKD PRODUCEから販売されるSP7 PREMIUMのご購入はこちらからどうぞ



KD PRODUCE SP7 - 4






さて今週富士で開催されるAsian Le Mans Series、




LMP-2カーが2台、そしてGTE、GTC、SGTと3種類のGT車両が参加して行われます。




FP初日、GTカーのトップタイムは、SGTクラスのSUBARU BRZ GT300、予想どうりGTEカーのタイムを上回りました。




タイムは1’39.049、先日のSUPER GTで言えば、NDDP GT-Rを上回り2番手のタイム。



2013 Asian Le Mans RD2 FUJI - UNTITL~2-2





GTEのマシンが富士に慣れていないのか・・・・いやいやそんな事はない、GTEカーでのエントリーは




日本のTEAM TAISAN のFerrari 458 GTE、ドライバー陣には飯田章と中野信治も名を連ねており、言い訳にはならない。




まぁ言い訳・・・・というのもおかしな表現ですが、それほどGT3マシンのスピードが上がっているという事の証明だ。




Ferrari GTEの金曜のタイムが1' 42"989、セッティングをつめて予選結果は1'41"399 が精一杯・・・・




2013 Asian Le Mans RD2 FUJI - 1DX_17011-1




予選結果は、LMP2カーは当然のごとく1-2、GTカーはHONDA CR-Z GT が1-2、3位にはBRZがはいった




タイムは、1'38"241 がGTカーのトップタイム、予想どおりエコカーがトップとなってしまった。




天候も暑過ぎず、先日のSUPER GT 富士ラウンドよりも条件が整い、タイムは上がっています。




それにしても、GT3カーのタイムをも下回ったGTEマシン、私にとってACOのGTEはFIAのGT2というイメージ・・・・・




という記事をここで書いた覚えがありますが、どうやらここ2年でスッカリ状況が変わってしまったようだ。




ご存知のとおりFIA GT2というカテゴリーのマシンは、現在どのメーカーも製作していません。




かつてFIA GT1 と 低コストのFIA GT3 というカテゴリーに挟まれ、もうほとんど自然消滅的に選手権も消滅した。




FIA GT1とGT3が行われていた時代には、その有り難味をあまり感じることもなかったが、




今となっては、FIAGT1 か GT2 のどちらかのカテゴリーを復活させてもらいたいと思う。 やはりGTには2つのカテゴリーが必要だと思う。




このままGT3マシン人気が続けば、ますます各社の開発競争も加熱し激しくなる。




現在コスト維持を図っているGT3カテゴリーですが、もっと速いマシンを・・・という声が聞こえてきても不思議ではない。




もうちょっとエンジニアやメカニックが活躍でき、改造範囲の広いカテゴリーがあってもいいと思いますが・・・・




一方では、DTMとSUPER GTの車両規定統一問題、そして2017年Grand-AM もこれに合流するという流れがある。




ワークスが前面に出てくるこのようなカテゴリーと、カスタマーチームを形成させプレイベーターを中心とし、




ここ数年のように、GT3マシンの活況に力を注いできたSROが主催するようなレースの2つの流れ。 




中でも、とくに現在のSUPER GTは、この2つを合わせたような混走レースで、最も複雑なかたちになっています。 




各団体が勢力争いを行ない、「我こそがスタンダード」と主張する中、今後どのような動きになっていくのか注視していきましょう。



AsianLemans Series Round-2 FUJI   Qualifying Result




さてそのTEAM TAISANですが、先日のSUPER GT茂木の公式テストに




2012年型PORSCHE GT3R(MY12)を持ち込んでいます。 ご存知のとおり、2013年型 PORSCHE GT3R(MY13)は、




世間的には失敗作・・・・  いやいやけっして失敗作ではない、単にBOPによってリストリクターが絞られ、




昨年のようなスピードがでないという事。 なんせ72ミリから56ミリへと変更されたリストリクター径、重量も10kg違う。



2013 SUPER GT Round-2 FUJI GT500km -35





2012年GT300のタイトルを獲得したTEAM TAISAN、ART TASTE PORSCHEはクラッシュにより途中で参戦を断念しましたが、




あのクラッシュがなければ、昨年TAISANとポイントを争う展開になっていたと思います。



2012 SUPER GT ART TASTE PORSCHE 911 GT3 R #15 --1




ご存知のとおり、TEAM TAISANは、今年もPORSCHE(MY13)の新車を投入しました。




しかしBOP変更により、今年は大きくパワーを失ってしまったPORSCHE、TAISANはこのようなBOPを予想していなかったろう。




いや誰もがこれほど大幅なBOP変更を予想しなかったろうが、その振り幅の大きさには、ちょっと極端すぎるの声も・・・・




そしてどうやらTEAM TAISAN は、残りのSUPER GTを MY12のPORSCHEで参戦するようです。




ただし、昨年型のMY 12 PORSCHEで今年のレースに参戦するには、リストリクター径は65ミリとなります。




昨年のTAISANのCHAMPIONマシンは、今年ENDLESSへスーパー耐久参戦の為に貸し出されていました。




SUPER GTのルールでは、同じマシンで他のカテゴリーに参戦する事を許していません。 



2012 SUPER GT ENDLESS TAISAN PORSCHE 911 GT3 R #911 --1
 




SUPER GTでは、占有でのテストが禁止されており、他のレース参戦は、マシンをテストする事が可能という解釈のようですね。




いったいどのような理由をつけて参戦するんだろうか・・・・? 報道によると、第5戦鈴鹿からマシンに不調を抱えていたという




その修理のためドイツへマシンを送る予定で、参戦マシンがなくなってしまうので、GTAはMY12での参戦を了承したそうだ。




正直なところ、MY13の修理は、あと付けの理由のような気もするが、なんとも上手くやった感じでしょうか。




2012年型PORSCHEが参加することになり、ますますレースが面白くなりそうですが、




さらにコンペティティブなレースとなり、GTAの頭を悩ますことになるに違いない・・・・・




そして海の向こうのドイツのニュルにおいては、BLANCPAINシリーズの最終戦。



2013 BES ROUND-5 NUR -1236721_642554462442068_884240902_n-2





NISSAN GT ACDEMY TEAM RJN は、最終戦のドライバーを少し変更してきています。




この最終戦には、British F3 International がNURで同時開催の為、Jann Mardenborough を再び起用するようです。




Jann Mardenborough はF3 と Blancpain へダブルエントリー、大忙しの週末となりますね。




GT-R #32には、 Alex Buncombe, Mark Shulzhitskiy, Steave Dohertyに代わり Jann Mardenborough が乗り込みます



2013 NISSAN GT Academy team RJN #32 BES ROUND-5 Nur -1




今回#32号車は3人のコンビネーションによって、速さでは#35号車より少し歩があるかもしれません。




昨晩の予選では、SPA24HOURSに続いてJann Mardenborough が速さを見せ付けた形になりました。




1セクタ-では54秒台にいれ、GT-Rドライバーでは、#23JRMのベテランPeter Dumbreck とJannの二人が54秒台でした。



2013 NISSAN GT Academy team RJN #32 BES ROUND-5 Nur - 2




#32 GT-R (TEAM BLACK )は、総合10位・PAMクラス2位からのスタートになり、十分トップを狙える位置ですね。





そして#35 YOU TUBE GT-R(TEAM WHITE) には、Lucas Ordonez, Wolfgang Reip, Peter Pyzera の布陣



2013 NISSAN GT Academy team RJN #35 BES ROUND-5 Nur -1




まさにAF CORSE のFerrari と一騎打ちですが、現段階でチームタイトルは1ポイント差でNISSANがリード。




#32号車へはJannを投入、2台揃ってポイントを獲得し、チームタイトル獲得にも万全の体制で挑みます。




ドライバーズタイトルは、Lucas Ordonezが61ポイントでトップ、2位にはPeter Pyzera 57ポイント、




3位にはAlex Buncombe が51ポイントで、NISSAN勢が1-2-3を独占しています。



2013 NISSAN GT Academy team RJN ROUND5 NUR - 5




他のドライバーも今回の成績によっては、ランキングBEST10 は、十分狙える位置につけています。




シーズン途中にドライバーの組み合わせを入れ替えたりしており、ポイントが揃っていませんが、




最終戦は、#32 #35 のダブルポディウム成し遂げ、何とかNISSANダブルタイトルで締めくくりたいものです。




Pre-Qのタイムを見る限り、#35号車YOU TUBE GT-Rが若干出遅れているのが気になっていましたが、




左リアホイールに問題を抱えていたようですが、それでもセッション後半Lucasが乗りタイムを更新していましたので大丈夫か!?



2013 NISSAN GT Academy team RJN #35 BES ROUND-5 Nur - 15




#35 YOU TUBE GT-R のタイムは1:56.595、総合24位・クラス10位からのスタートとなります。




しかしGT Academy TEAMは、すでにゲーマー(Gamer)・・・・などというレベルの話ではない、It's not a game any more. . . . .




CHAMPIONSHIPを争う #50 AF CORSE の Ferrari は、総合26位からのスタート。



2013 NISSAN GT Academy team RJN #35 BES ROUND-5 Nur - 16




このBlancpainシリーズのフィナーレ、Nurburgring 1000km は、NISSAN VS FERRARI のガチンコ勝負。




CHAMPIONSHIPを考え、常にAF CORSEの2台を見ながらのレース展開となります。




NISSAN #32 と #35 VS Ferrari AF CORSEの#50 と #57とのバトルは、まさに Judgement Day !!!!





そして日本からは、Nismo Global Driver Exchange の一環で、星野一樹選手がPROクラスへJRMから参戦。 



2013 JRM RACING #23 BES ROUND-5 NUR -5




Lucas Luhrは、ALMSとスケジュールがダブっており、星野選手としては、その代役となる大きな仕事になっています。




NISSANエースナンバー#23 をつけるJRM Racingで、Lucas Luhr の代役、先日はちょっと荷が重すぎでは?と書いたんですが、




予選Q1に登場した星野一樹、予想通りタイムが伸びず1:58.007、やはりLucas Luhrの代役には荷が重すぎたようだ。




このBESのフィナーレに参戦する9名のGT-Rのドライバーの中でも、ブービー !! ラストから2番目のタイムだった。




「NURは走ったことがあるから大丈夫・・・・」と言っていたが、まぁ自らがハードルを上げたわけで・・・・




実際問題、グランプリコースはそれほど経験がないはずなのに・・・・まさか北コースを走ると思ってたんじゃないよね・・・!!??



2013 JRM RACING #23 BES ROUND-5 NUR -3




それにしても情けないタイム、今年からレーシングドライバーになった新人にも劣るタイムで、今年のNDDPの不振そのままだと思う。




こんなお客さん状態で乗せてもらい、本人は喜びを感じていいるんだろうか??・・・・まったくハングリーさが欠け、恥ずかしい。




今年同じNismo Global Driver Exchange で、Alex Buncombe、Jann Mardenborough がJAF GRAND PRIX に参加しますが、




このままでは、事情を知らない日本のファンはガッカリするでしょうね・・・・でも、これも実力の世界だから仕方がない





これまで星野JR としてその名前には箔がついていたが、NISSANも大きくグローバル企業として変化し、状況も変わった・・・




すでにJRMはCHAMPIONSHIPの可能性はありませんが、予選では1:55.909 で総合9番手からのスタート、




ベテランの意地を見せ、Jann Mardenborough のタイムを僅かに上回ったPeter Dumbreck は「さすが」としか言いようがない。




セクター1と2では、僅かにJannに遅れを取りましたが、シケインのあるセクター3で挽回した、




ああいった場所で”技”をたびたび見せるのが、Peter Dumbreck (SS中央)の真骨頂、




個人的には好きなドライバーで、エースナンバーNISSAN の #23号車にふさわしいドライバーだと思う。




Peter Dumbreck 、Steven Kane、Kazuki Hoshino のドライブする#23 JRM GT-Rも注目しましょう。


2013 JRM RACING #23 BES ROUND-5 NUR -7




さてフィナーレを迎えるBES、最後にFREE PRACTICE のオンボード映像を見てもらう事にしましょう。



ドライバーは、#35 YOU TUBE GT-RをドライブするWolfgang Reip、本人の解説もはいっております。







そして今夜のBESのLIVE放送はこちらからどうぞ↓  ↓  ↓ 日本時間PM 18:30からの予定です。






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さてこの週末は、富士ではAsian Le Mans、鈴鹿においては世界選手権のWTCC、



シンガポールではF1、アメリカではALMSとWEC、ヨーロッパではBlancpainシリーズと大忙しの週末。




日本では3連休となりますが、なんとも有難い3連休 !!! www 朝はかなり涼しくなりましたが、




日中はともかく、朝のクルマ通勤の方の中には、暖房を入れ通勤? なんて地域もあるのではないでしょうか・・・




先週の連休は台風が直撃し、多くの被害が出ましたが、とくに京都は秋の観光シーズンを前に大打撃ですよね・・・・




震災で日本人が経験した津波の恐ろしさ、海や川の水の勢いも恐ろしいですが、最近では突風や竜巻も・・・・




風も改めて恐ろしいと感じますねよね。 オリンピック招致が決まり、少しウキウキ気分でしたが、一気にブルーな気持ち。




自然の脅威に日本が「喝」を入れられた感じですが、がんばれNIPPON !!!! よい週末を!! それでは、また・・・






Posted by CUBIX GROUP at 17:25 │GARAGE Carrera